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元システムエンジニア奈々が語る、私が見たエンジニア転職の成功と失敗

「エンジニアの道に再度挑戦」25歳男性Tさんの場合 —一度は営業職に、やっぱりエンジニアに憧れた!の巻—

「エンジニアの道に再度挑戦」25歳男性Tさんの場合 —一度は営業職に、やっぱりエンジニアに憧れた!の巻—

今回は、25歳で営業職からエンジニアに転職を果たしたTさんの転職活動について紹介します。

転職歴

「エンジニアの道に再度挑戦」25歳男性Tさんの場合

情報学部の大学院を卒業後、外資系IT会社に営業として入社。

大学での課題が面倒に思われ、営業職に就くことを選んだが、半年ほど経ってから、エンジニアの魅力を改めて認識。

半年という期間の短さもあり、周囲からは反対されたが、従業員数1300人規模の中堅SIer 会社にシステムエンジニアとして転職

今回は異色の経歴の持ち主、Tさんの話です。

Tさんが大変そうだったこと

半年のブランクとは言え、会話についていけない

Tさんの転職先の会社は、新卒研修が充実しており、半年間行われます。

半年間、営業職として働いていたTさんとちょうど同じタイミングで、現場に配属されることになりました。

Tさんは、同期と言ってもいい、新人研修終わりの同僚と親しくなれるか心配でした。

しかし、そんな心配はいりませんでした。

Tさんにも親しく話しかけてくれます。

ただ、そこでTさんはあることに気づきました。

IT用語や高度な会話についていけなかったのです。

そもそも大学でも課題を面倒くさいと思っていたTさんです。

新人研修を受けているかどうかの違いは大きかったようです。

この時の焦りは、後々にも続くことになります。

半年間で前職を辞めた自分に自信がない

もともとの性格は明るいTさんですが、次第に自分に自信が持てなくなります。

「俺、ついていけてないわ。」と同僚に嘆くように話していました。

また、運が悪いというか、なんというか、Tさんの上司は厳格な性格で前職をわずか半年で退職したTさんのことをあまり良く思っていませんでした。

配属されて、最初の上司面談でも、「本当に続けられるのかい。システムエンジニアは納期前など厳しいときもあるよ。」と声をかけたそうです。

すっかり自信を失っていたTさんは、「大丈夫です。」と答えるのが精いっぱいでした。

同期でもおかしくなかった同僚と比べてしまう

入社当時に感じていた話についていけないという焦りは、さらに強く感じることになります。

新入社員全員が実施する課題があるのですが、特別にTさんも同じ課題をすることになりました。

すると、明らかになった同期との差

Tさんはなかなか課題が終わらず、残業してまで熱心に課題に取り組んでいました。

どうしても分からず、先輩や同期に教えてもらったりしていました。

Tさんは、強い劣等感と悔しさを感じているようでした。

「俺だって、大学で6年間も学んできた。それなのになぜ。」となんとも言えない表情でつぶやいたことが忘れられません。

はたして、どうやって数々の問題をクリアしていったのでしょうか。

帰宅後や土日に努力する

Tさんは、心が折れそうになっていましたが、前職を辞めたときの決心を思い出し、努力しました。

平日の仕事終わりにも土日にも勉強をして、知識をつけました。

とくに熱心に取り組んだのは、資格の学習です。

資格をとれば、知識があることを客観的に証明できると考えたからです。

IT関連の多くの資格があります。

ひとつひとつ取得していくうちに、Tさんが抱いていた劣等感は薄れていきます。

同期からも、“できないTさん”というレッテルを貼られていましたが、次第に態度が変わってきます。

とくにTさんが喜んでいたのは、上司からの評価が変わったことです。

「最近、頑張っているなー。」なんていう一言もTさんにとってはとても嬉しかったのです。

3年後、5年後のイメージを持つ

周囲からの評価が少し高くなったところで、Tさんは冷静に自分の長所と短所を考えました。

Tさんの良いところは、明るく人当たりがいいところです。

前職での営業職の方が合っていたとも言えます。

そこで、Tさんはクライアントとの折衝ができるエンジニアになるという目標を立てます。

エンジニアと一言で言っても、さまざまなタイプのエンジニアがいますが、Tさんはクライアントのフロントに立って会話できる、営業できるエンジニアを目指したのです。

それなら、半年間の営業経験も生かせて、自分に合っていると思えました。

正直なところ、平日の仕事終わりや土日の勉強を厳しく感じていたのです。

仕事だけのために毎日を過ごして、疲れてきていました。

新たな目標ができて、自分の3年後、5年後がイメージできたようです。

その他、Tさんが転職して戸惑ったことは、こんなことだったようです。

残業が重なると課内が暗い雰囲気に

最近、過労死のニュースも世の中を賑わしています。

その影響があって、Tさんの会社では新入社員に残業をさせないようにしていました。

Tさんも同様の対応です。

しかし、先輩たちは違います。

納期前であったり、トラブルが起きたら、深夜まで残業しています。

席におらず、退社したかと思っていたら、自宅で仕事をしているなんていうこともあります。
Tさんは、そのときの暗い雰囲気に戸惑っていました。

朝会のとき、ミーティングのときにTさんは明るい口調で話して、少しでも雰囲気をよくしようと努めました。

すると、プロジェクトリーダーから、「Tが明るくしてくれるから助かるよ。」と声をかけてもらったようです。

Tさんの持ち前の明るさを生かした取り組みですね。

奈々からの一言

Tさんの転職は、成功だったのか、失敗だったのか、判断が難しいです。

というのも、Tさんには営業の適性もあると思えるからです。

あのまま営業をしていても成果を残せたのではないでしょうか。

しかし、エンジニアとしても知識をつけ、目標も立てました。

クライアントと折衝するのが得意なエンジニアは会社が求めている人材です。

真面目なTさんにはあえて頑張りすぎないようにという言葉を伝えたいです。

有望なエンジニアです。