エンジニアで転職に成功している人は、どんなことに気をつけて毎日を過ごしていたのでしょうか? 成功している人には、成功している理由がしっかりあります。 これから転職を考えているエンジニアのみなさんに、抑えておくべき成功のポイントをお教えします。 物事に100%はありませんが、自分の力で限りなく成功に近づけることはできます。
準備段階ですでに勝負がつくこともある
まず、転職の準備段階です。
転職に成功しているエンジニアは、「転職のスケジュール」、「将来のプラン」がきっちり設定できています。
そしてさらに言えば、その計画通りにしっかり転職活動を進められています。
シンプルなことですが、それが1番難しかったりするものです。
エンジニアは、自分で設定したゴール、そして勉強したい資格やスキルを明確にすればするほど、思い通りに近いところに転職しやすくなります。
なので、自分の考えが曖昧なまま転職活動を続けても、目標のゴールも曖昧で、新しい転職先に入社できたとしても、それは曖昧なものになってしまいます。
「自分には技術がないから・・・」と言ったり、「自分は経験のないスキルだから・・・」という風に敬遠して、エンジニアとして新たチャレンジをしないのは、1番ダメなことです。
仕事自体に関しても、エンジニアは未経験のことを恐れるような姿勢ではキャリアアップしていきません。
自分の得意分野もどんどん進化していきますし、自分が得意な分野で頑張らないと、すぐにそれは得意分野ではなくなってしまいます。
かといって、そこを諦めたところで、他の分野で追いつくほどのスキルがない場合、もうエンジニア界では下火扱いされるでしょう。
そんなことになる前に、自分の転職のスケジュールを確認しながら、ゆっくりでもいいので、スケジュール通りに進むように心がけましょう。
自分に負担をかけ続けても、仕事と転職活動の両立はできない
仕事の関係で言えることは、「転職活動と仕事の両立ができているエンジニア」というのは、転職に成功しやすいです。
在職中の転職活動が、エンジニアにとって1番難しく、その期間は現在の仕事場のことを考えすぎてもいけませんし、それによって転職活動がスケジュール通り進まないのもいけません。
しっかり両立するためにはどうするか?
「転職活動の成功」というゴールから、逆算して考えてみれば答えは簡単です。
今まで仕事に打ち込めてきた理由は何でしょうか?
答えは当たり前ですが、「転職活動をしていないから」です。
ということは転職活動を始めるには、「仕事に費やす時間が今まで通りではいけない」ということになりますよね。
そこで、仕事をおろそかにするという選択肢を選んではいけません。
辞める立場として、後輩エンジニアの育成など、やるべきことを果たしてから退社しないといけないからです。
答えはもう1つしかありません。
「今の職場の仕事量を減らしてもらう」ということです。
今の職場で退職の旨を伝え、エンジニアとしての仕事量を減らしてもらい、その空いた時間を転職活動に使えば、両立の可能性はかなり拓けてきます。
退職する寸前まで、自分にどんどん仕事が与えられていれば、最悪なことに、それが残ることが原因で退職時期が遅れてしまうなんてことになりかねません。
エンジニアというのはそれだけ、1人1人が会社内で普段から責任を持って、自分の持ち場でやるべきことをするというのを、強く意識しなければいけない職種です。
退職に適したタイミング、転職に適したタイミングを考える
最後は、やはり「転職のタイミングを間違えない」というエンジニアです。
転職のタイミングというのは、今の会社に迷惑をかけないタイミング、そしてエンジニアが転職しやすいタイミングというのを、上手く計算できているということです。
エンジニアが転職に適している時期は、9月頃が最適だと言われています。
年末の開発などに向けて、現場の忙しさが過熱するエンジニアの現場では、この秋の時期に求人が1番多く出ます。
9月が転職のタイミングということは、実際には最低でも春先には、転職に向かって動き出さないといけないということです。
まだ経験が少なく、若いエンジニアであれば、春先にも転職のチャンスがありますが、自分の経験をしっかり生かして、もっと大きなことがしたいと思うのであれば、レベルの高いエンジニアが求められる秋口をやはり目指すべきでしょう。
そして、今の職場を退職するタイミングも、簡単に決められることではありません。
自分が転職を決めたあとにまず考えることは、「今の職場を退職できる時期と、転職に向いている時期がどれくらい一致しているか」ということです。
完璧な円満退社はできないかもしれませんが、転職に成功するエンジニアは、なるべく会社のことを考えながら、上手くスケジューリングして、転職に最適なタイミングで転職できている場合が多いです。