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長時間労働で悩む人も多い!

エンジニアの平均労働時間はどれくらい?

エンジニアの平均労働時間はどれくらい?

転職を考えているエンジニアが知りたい情報には、「他のエンジニアがどれくらい残業をしているのか?」という情報も含まれていることでしょう。 前職で自分自身は、「激務」と感じた労働時間が、実は平均を下回っている数字かもしれません。 その状態で転職をしても、新しい転職先で労働時間が短くなることは考えにくいです。 自分の職業において、自分が置かれている環境がどういうものなのか、理解した上で転職を考えることが大切でしょう。

残業時間にバラつきがあり、総労働時間が不透明なエンジニア業界

エンジニアは、残業も含めて「労働時間が長い」というイメージが非常に強い職種です。

そういう先入観もあってか、実際に働いているエンジニアは、「自分の労働環境が過酷だ」という意識になりやすいという点もあります。

しかし、実際にエンジニア(システムエンジニア・プログラマー)の月の平均労働時間を見てみると、システムエンジニアが156時間、プログラマーが161時間と、他の職種と比べても特別労働時間が長いというデータは出ていません。

しかし、平均の「残業時間」はとても長く、システムエンジニアが月平均で22時間、プログラマーが20時間となっています。

この残業も含めた「総労働時間」で考えると、少しだけ全職種の平均労働時間を上回る形になります。

それでも、今のエンジニア界のイメージほど、断トツで労働時間が長いという結果にまでは至りません。

残業を含まない「実働時間」で考えると、至って平均的な労働時間であると言えます。

しかし、「残業時間」の平均時間が、非常にその判断を難しくしている要因です。

近年は全職種共通して、「残業」に対する意識の改善を非常に求められています。

それに対応して、しっかりワークスケジュールの改善などを行っている企業も増えてきています。

しかし大半は、まだ残業の緩和に対してのプランが実行されていないところが多く、そのような現場で働いているエンジニアも多いため、「労働時間が長い」、「残業が多い」と言ったイメージがなかなか抜けないのでしょう。

立ち位置と残業時間で考える、今後の自分のプラン

ではエンジニアが感じる「長い労働時間」とは、どれくらいの時間を指しているのでしょうか?

たまにニュースなどで、「残業時間が200時間超え」などという、とてつもない労働環境を目の当たりにすることがあります。

残業が月に200時間あるということは、30日で割っても1日6時間以上残業時間があるわけです。

実際は1ヶ月のうち、休みの日もありますから、長いところでは1日の残業が8時間近くにまで達するということです。

残業における「過労死ライン」が月80時間ですので、上記の場合は間違いなく誰もが「長い労働時間」と感じる職場でしょう。

エンジニアが長いと感じている労働時間は、月の残業で言うと大体50時間程度と言われています。

責任者のエンジニアであれば、これぐらいが平均の残業時間という理由もあります。

ですので、1度自分の会社での立ち位置を考えてみましょう。

入社したてのエンジニアで、月50時間以上の残業があるというのは、常識的に考えて、これからもっと長くなることが予想されます。

自分自身は辛いと感じているけど、それが自分では過酷なのか判断できないというエンジニアがいれば、「50時間」という残業時間を目安にしてください。

それがもし、時間が経つにつれて長くなるようであれば、環境の改善を理由とした転職も、視野に入れてみてもいいと思います。

自分で判断できる過酷かそうでないかの基準

すごく簡単な話になりますが、自分の労働環境を判断する基準として、「仕事以外のことに使える時間」というのも考えるべきでしょう。

例えば朝7時出社、23時退社というような労働環境が、毎日のように続くとします。

通勤時間や、食事、入浴、睡眠の時間を考えると、帰宅後に自分のことに費やす時間はほとんどありません。

そのような労働環境は、エンジニアとしてのモチベーションの向上に繋がりにくいだけでなく、労働が不可能な状況にまで、最悪の場追い込まれるかもしれません。

「自分の時間が全くない」と感じれば、それは非常に由々しき事態ではないでしょうか。

あとは、やはり「給与との兼ね合い」です。

「みなし残業」と言って、最初から「月にこれぐらいは残業をするだろう」という考えで、給料に数時間分の残業代が含まれている給与体系もあります。

しかしこのみなし残業は、「かなりの残業が予想される」という企業に多く見られる体系で、実際についている残業代を上回る残業をする可能性が、非常に高いです。

みなし残業代を下回る残業時間であれば、企業は余分に手当を与えることになるため、必ずと言っていいほど、それを上回る残業を求めてくるでしょう。

自分の置かれている状況が、まともなのかそうでないのかが分かれば、早めの決断で、新たなレールに乗り換えることも十分可能でしょう。