プログラミング言語とは、すべてがすべて需要の高いものだとは限りません。 エンジニア業界が、時代の変化によってサービスの進化を続けていくように、プログラミング言語も、時代の流れによってニーズは変わってきます。 需要が高いプログラミング言語とは、すなわち「求人が多い言語」ということが言えるでしょうから、これから紹介する言語を押さえておけば、多くの求人から、自分に合った求人を選択しやすくなります。 時代に合ったプログラミング言語を知って、あなたも「時代に合ったエンジニア」になれるように努力しましょう。
JavaScriptの衰えない需要と、計り知れない将来性
まずは、現在ウェブサイトにおいての使用率が90%以上を占めている「JavaScript」です。
JavaScriptはウェブサイトの制作、そしてウェブアプリの開発において、もっとも重宝する言語と言ってもいいでしょう。
主な使用用途としては、ウェブデザインや規模の大きいウェブアプリの開発、そしてスクレイピングにも長けている言語です。
ExcelやMacへのオリジナル機能の追加なども可能で、エンジニア業界における需要はまだまだ衰えることは考えにくいでしょう。
ウェブエンジニアの必須言語でありながら、開発環境を構築する手間はなく、プログラムを書けばすぐにテストできるというメリットも持っています。
日本での人気も非常に高いことから、日本語に対応しているチュートリアルも本格的で、汎用性が高いことから、ネット上で手に入れられる情報も多く、自分の意欲次第でどんどんスキルを上げていくことができます。
またサイト上だけでなく、日本国内にはJavaScriptに精通しているメンターも多く存在しています。
皆さんが普段使用している携帯電話、テレビ、車など日常でもさまざまな場面で使われているため、知らず知らずの内にJavaScriptに囲まれて生活していることになります。
現在のエンジニア業界だけでなく、底知れぬ将来性も秘めている言語なので、ぜひ押さえておいてもらいたいですね。
将来的なプランを考えても「PHP」の知識は知っておきたい
もう1つ、ウェブサイトの作成において活躍する言語が、「PHP」です。
PHPは、動的なウェブサイトの作成に長けています。
文法が覚えやすかったり、データベースとの連携方法がシンプルだったりと、初心者でも習得に励むことができる上に、企業での需要も高いプログラミング言語です。
PHPで作成できるアプリケーションは、主にウェブログや、フォームメールといったものが多いです。
そして、PHPの知識を持っていれば、世界中のウェブサイトの4つに1つ使われているという、「WordPress」をカスタマイズして使用することも可能になるので、趣味で勉強したり、個人的なサイト作成に役立てる方も多い言語です。
現在のエンジニア業界では、ウェブ開発の現場事態の非常に需要が多く、PHPを始めとする「サーバーサイド」と呼ばれる言語を使いこなすことができれば、高収入も十分見込めます。
サーバーサイドとは、アプリケーションの提供側によってプログラムを実行する言語のことで、先ほどのJavaScriptは逆に「クライアントサイド」と呼ばれる言語です。
業務委託の案件が多い日本のエンジニア市場にとって、PHPはなくてはならない存在です。
ウェブ開発の委託案件に強くなるということは、将来的にフリーランスとして活躍するためにも、非常に重宝する言語ということが言えるでしょう。
求人も多くステータスにもなる「Java」
普及してから20年以上経った今も、圧倒的に求人数が多いプログラミング言語が、「Java」です。
JavaはJavaScriptとは全く異なる言語で、どんな媒体でも機能し、プログラムが実行できるのが魅力です。
処理速度も非常に早く、端末以外にもサーバーなどで採用されていることが多いです。
求人が多いだけでなく、Javaは言語別の平均年収ランキングでもトップ(約1,200万円)に立っており、名実ともにトップクラスの言語でしょう。
今の時代に合っているというよりは、「エンジニア業界の最前線で使用され続けている言語」と言った方が正しいでしょう。
もちろん、エンジニア業界のサービスが多様化されていくにつれて、Javaが登場するシーンも増えてきています。
Androidアプリを始めとしたアプリケーション開発の発展は、年々Javaの需要が高まってきている1つの要因ではないかと思います。
アニメーションで使用されるコンピューターグラフィック、クレジットカードの決済システム、ブルーレイプレイヤーのシステムなど、JavaScriptに負けないぐらい、私たちの生活はJavaで溢れています。
すべての言語に共通して言えるのは、「ウェブ開発の現場での需要が高い」ということです。
現代の生活では、生活に関するものの多くが、ウェブ開発によって機能していると言っても過言ではありません。
今の時代に合った言語は、「多様化していくサービスに柔軟に対応できる言語」でもあり、その傾向に柔軟に対応できるエンジニアこそが、「時代に合ったエンジニア」と言えるでしょう。