プログラム言語は、多く習得すればするほど、転職に有利になることは間違いありません。 そればかりか、エンジニアとしてのスキルの底上げにも繋がるということもあり、多くのエンジニアが、自分が習得すべきプログラム言語を模索しています。 習得した言語を生かすシーンは、エンジニアとして働いている間は、随所に表れてきます。 上手く生かす方法、そしてどんなシーンで言語を生かすことになるのか、いろんなパターンを考えてみましょう。
転職活動に習得したプログラム言語を生かす方法
まずは、「転職活動の武器」として、習得したプログラム言語を生かす方法です。
求人によって、求められる言語の内容は違います。
最も効率的に転職の武器にするには、「習得した言語に関する実績がどれくらいあるか」というのがポイントになってきます。
例え、複数の言語を習得していたとしても、それを実際に仕事で活用した経験がなければ、アピールとしてはかなり薄くなってしまいます。
さらに言えば、履歴書に書く資格のように、ただただ習得した言語を羅列するだけでは、面接官に対して、「このエンジニアは、どんな能力に長けているんだろう?」と思わせることになり、印象もあまり残らなくなってしまいます。
習得した言語の数で勝負するよりも、「質」で勝負することを心がけましょう。
中には、前職では全く使用せずに、転職活動中に独学で習得した言語もあるでしょう。
そのような場合、ほとんどその言語に関する実務経験がないのは当然です。
それをどのように、転職活動の武器に変えるのか。答えは簡単です。
独学で言語を習得したのであれば、その流れのまま独学で実務経験を積んでしまいましょう。
これは、自分1人で何かソフトウェアなどを作成するだけでなく、実践型の勉強会で、しっかり利用してみるといった方法です。
実際にその言語を使って、給与をもらっていたという事実だけが、その言語に関する「経験」ではありません。
そしてこのように習得した言語を生かすことができれば、新しい言語をもっと習得していきたいという意欲の向上にも繋がります。
複数の言語を習得したからには、少しでも生かせる環境を作らないといけない
次は、実際に転職が決まった後の話です。
新しい転職先でも、もちろん習得した言語を生かさないといけないシーンは多いです。
もちろん、生かしたい言語があって転職先を決定しているはずですから、その言語に関してはダイレクトに仕事で生かして行くのが、正しい方法です。
この場面で生かして行きたいのは、「直接自分の職種とは関係ない言語」です。
配属される部署などは、どうしても会社の都合になってしまうことが多いので、有利な転職活動を進めるために、新しく習得した言語も、なかなか出番がない可能性があります。
しかし、プログラム言語は習得してからずっと使っていないと、当然ながら徐々に知識が薄れていってしまいます。
「習得した時点がピーク」になってしまったら、それこそ習得した意味が全くなくなります。
どのように生かしていくかというと、「それぞれの言語の良いところを使える場面はないか」ということに、常にアンテナを張っておくことが大切になります。
エンジニアという職業には、不測の事態が付き物です。
不測の事態を乗り切るためには、当然あらゆる知識を駆使して、策をいくつも考える能力が必要になります。
そんなときに、これまで出番がなかった言語も、生かせる場面が来るかもしれません。
「この言語はこういう場面に向いている」ということを理解していれば、不測の事態に対応できる引き出しが増えることになります。
このようにしていかないと、あまり使うことのない言語の知識というのは、すぐに自分の中で廃れていってしまいます。
1番知識が必要な立場になれば、報酬はついてくるもの
最後に、1番習得した言語を生かしたい場面を考えます。
多くの言語を習得しているということは、エンジニアとしてのスキルも上がっているということが言えますよね。
ということは、自然と会社内でも上層部に近づくことができ、経済面でも得をする場面が増えてくるでしょう。
いくらエンジニアという職業が好きで、そのためなら努力を惜しまないという方でも、ボランティアでそこまでできる人はいません。
あくまで、経済面をしっかりさせることが大前提です。
つまり「給与のアップ」に、習得した言語を生かしていってほしいのです。
複数の言語を習得した状態で、狙いたい職種と言えば、やはり「システムエンジニア」でしょう。
システムエンジニアは、「システム開発・設計のプロ」というイメージがありますが、実際には最も幅広い知識が必要と言われています。
プログラミング、スケジューリングなどあらゆる分野で上流工程にいるシステムエンジニアは、先ほどのように「いろんな言語のメリットを活用する」という行動が、1番必要になる職種ではないでしょうか。